【IT用語】USB DAC とは [Technology]
USB DAC(USB Digital to Analog Converter)とは、
USB接続経由でパソコンから音声情報を取り出し、
アナログ信号へ変換して出力する装置・機能の総称。
据え置き型の大きなものから、ポータブルの小さな物まで
様々あります。
(画像:TEAC HPより)
<解説>
最近、世の中では
「デジタル」というものの認識が
徐々に浸透してきています。
デジタルとは、コンピュータなどが扱う情報の形式で、
情報を数値化して用いることで
情報の移動・共有・複製を容易にします。
一方、対義語は「アナログ」で、
こちらは私たち人間が感覚できる情報、
というとわかりやすいかもしれません。
音楽で言うなら、
iTunesなどのソフトを使ってCDを取り込んだり、
iPodにそのデータを移したり、
っていうのに用いられるデータをデジタルデータ、
一方そのiPodにイヤホンを挿し、さらに
それを私たちの耳に入れて音楽を聞くときのデータを
アナログデータといいます。
つまり、私たちが音楽を楽しむためには、
必ずどこかでデジタルデータをアナログデータへ
変換しなくてはなりません。
パソコンのイヤホン端子に直接スピーカーやイヤホンを
挿せばそれでいいじゃないか、と言ってしまえば
身も蓋もありませんが、ちょっと考えてみましょう。
パソコンのイヤホン端子を使うということは、
デジタル→アナログの変換をパソコンの中でやるということ。
パソコンはそれ以外にもたくさんの処理をしていますから、
それによるノイズなどが生じやすくなってしまいます。
そこで、一旦デジタルデータをそのまま取り出し、
パソコンの外で変換する、という役割を担ってくれるのが
USB DAC機能。
アナログ→デジタルの変換に加えて電気信号を増幅させる
アンプ機能を備えているものがほとんどなので、
パソコンをオーディオ機器として役立たせるのに
十分な力を発揮してくれます。
最近では音楽配信の形式が
CDからネット配信などに移り変わってきています。
それにより音質もCDを超えるような音楽データの
配信サービスが登場してきています。
そうした時代変化を考えると、パソコンが今までよりも
もっとオーディオとしての役割を担うことが多くなりそうですよね。
そんな中、音質をないがしろにすることなく、
パソコンで音楽を楽しむために、
このUSB DACは一役買ってくれるのではないでしょうか^^
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2013-08-15 21:04
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